あなたも要Check! / 最近設置した防護柵を調査した件

何度も触れて恐縮ですが、私は先月銅線ケーブルの盗難事故に遭いました。その対策第一弾として12/13に「防護柵」を設置したのですが、業者から送付されてきた報告書に添付されていた写真しか見たことがなかったので、昨日(12/16)現地に行ってチェックしてきました。実際に見る前の印象と実際直に現物を見た感想を紹介します。

皆様の中で、今後もし「防護柵」を設置する予定のある方に是非参考にして頂ければと思います。

圧倒的な存在感で安心感&セキュリティが抜群に高い!

これは敷地外から撮った画像なのですが、ご覧の通り「しっかり守ってます、守られています」を感じて頂けるのではないでしょうか?

この中に先日盗難にあってしまった銅線ケーブル10m×3本や集電装置という非常に大事な設備があり、この防護柵に求める事は防御力の高さ+耐久継続持続性です。そして外側から見ただけだと内側に何があるのか?全く想像がつかない構図になっている点もアピールポイントで、これは犯人にとっては不気味かつ不安を感じる仕組みになっていますし、私自身も実際昨日現場に行ってそう感じました。

これらの事から私はこの様な防護柵を先ず迅速に設置できた事は非常に良かったと考えていますし不審者の侵入を検知してそれを通知し誰かしらが現場に即駆けつけれる仕組みも作ったので完璧です。これでもう2度と犯人・不審者は私の設備にはやってこれないし、犯罪を犯す事は出来ないでしょう。

意外だった防護柵の素材とその効力とは!?

上記画像は昨日実際に私が現場に行って防護柵の中を撮った写真です。ご覧の通り内側は木材で構成されています。これは私の事前確認不足だったのですが、私の中の勝手なイメージとしては、何かしらの金属で出来ていると思っていましたが実物はそうではありませんでした。ですが、結果論としてはベストな選択だと思って今は納得しているので問題ありません。欲を言えば作業してもらう前にこの納得感を持つべきであったと少し反省しています。

上記画像を見て頂くとわかるのですが、もう少し正確に表現すると、1番内側の素材は木材で、その表面に塗装をして耐久性を強化するとともに、外側に貼り付けるトタン素材を接着させやすくする為に塗装をしています。金属で外側を全て埋め尽くすと中にある集電装置がオーバーヒートして故障する原因になる可能性がある為、この様な工夫を施しています。

そして完成形はこれです。

これは敷地内から撮影した画像です。内側からみても=万が一犯人が敷地内に侵入してから当設備に何かしらの悪戯をしようとしても一筋縄では行かない事が容易に想像できます。私が実際現物を手で触って感じた事としては、想像以上に「堅い」でした。この防護柵を破壊しようと思ったら、それ相応の道具・器具とPowerと時間をかけなければならないので、犯人側からするとリスクを冒しながら盗難作業を行うと逮捕される確率が上がるのでこの現場をわざわざ狙う理由がないと考えるでしょう。しかも不審者侵入を検知し通報する仕組みもあるので尚更です。この青色のトタン素材が更に存在感を示してくれている点にも個人的には注目していて、納得しています。青色は冷静・沈着・不気味な印象を与える事ができるからです。

そして最後に、万が一この防護柵が破壊されても大丈夫なように、集電装置の上部と下部のケーブルはモルタルで固めておりり、一般的な電動工具では切断することが出来ない様にしています。

「ここまですれば100%大丈夫だ!」という防犯対策は正直言うとありません。そうです終わりなき旅です。

ですが、今の自分に出来る事をしっかりやっていって、犯人側へ「うちはしっかり防御できているぞ!」とアピールをする、し続ける事が大事だと私は考えていますので、これからも創意工夫を凝らして対策を講じていくつもりです。太陽光発電は脱炭素社会の実現には欠かせないGX推進のイチ手段なのですから。

本日のまとめ

私は、当設備に対して「動産保険+付帯保険」に加入していますが、冒頭でも述べた様に銅線ケーブル盗難を主軸とした諸々の事故が多発している関係で保険会社の収支も「火の車」状態になっているそうです。今回の私のケースでも残念ながらほとんど保険金は出ませんでした(私が請求した金額の半分以下)。今後もこの様な事故が継続して発生してしまうと、保険会社が設けている支払い基準がもっと厳しくなっていく事が想定されます。例えば、「防犯対策をどの程度講じているか」などの基準が別途設けられるのではないかと個人的に推察しています。保険会社の立場からすると至極ごもっともな行動だと思いますが、私の様な個人の事業者からすると非常に厳しい状況となってしまい「また対策に費用が発生する」→「さらに収支が赤字になって事業を継続する事が困難になる」→「GXを推進できなくなる」→「脱炭素社会の実現が遠のく」というバッドスパイラルに陥ってしまう事が容易に想定されます。GXを推進している国の立場・観点から、これら盗難事故の状況の改善及び、社会インフラを支える事業として太陽光発電が大きな意味を持っているそして大きく期待されている観点から、何かしらの支援策を我々太陽光発電事業者に提供して頂きたいと強く願います

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