こんにちは。いんくりっすです。
ようやく最近コロナも落ち着いてきて人流が戻ってきた感じがしますね。特に観光地には外国人観光客の方々がたくさんいます。彼らは何を求めて日本へ旅に来ているのでしょうか？これは一つの考え方ですが単なる旅ではなく、せっかくなので貴重な体験をしに日本へ旅しにきている方が多いですよね。私たち日本人が知らないことを深く理解している外国人がTVでも活躍されていますし実際の旅人としても多い様に思います。このあたりが象徴的だなと最近感じることです。今日のテーマはその価値観の変化から読み解くビジネスチャンスについて考察してみようと思います。
「精神的豊かさ」＞「物質的豊かさ」
いい意味でも悪い意味でも最近はモノ・情報に溢れている時代で、私たちはそれを常に選択しながら自分好みの人生を歩んでいくアプローチになってきました。例えば「旅をする」となった時に何をGoalにするのか？ここはとても大事なポイントです。普段感じることが出来ない「非日常を味わいたい」と考える方は少なくないでしょう。私もその中の一人です。ここでいう「非日常」とは一体何でしょうか？そうです。「貴重な体験(経験)」の事です。せっかく休暇をとって且つ普段中々行けない場所に行くのですからその「貴重な体験」を味わいたいし、そうでないと勿体無い気持ちになりますよね。では何故その勿体無い気持ちになるのでしょうか？そうです。情報やモノがありふれている時代なので、ある程度事前にその目的地に関する情報を入手することができて現地に行った時の自分のイメージがある程度できてしまうからです。ここで一つ当たり前の注釈を入れますが「価値」については人それぞれです。なので「貴重な体験」＝「非日常を味わう」も人それぞれです。
「旅」✖️「貴重な体験」
既にあるサービスですが旅をしながらその現地で働く「旅」✖️「労働」というパッケージを商品化しているのもあるそうです。これは私がテレビや雑誌で目にした内容です。このパターンで良いなと個人的に感じた点は以下の３つです。
- 旅の思い出が深く記憶に残る
- 新たなビジネスチャンス創出の可能性：現地の人との交流が生まれ今後も継続できる可能性が高い為、さらなる体験ができるもしくは旅の企画を立案し他の旅行者へその内容を提供できる可能性が出てくる
- 社会・地域への貢献：SNSを駆使して現地の情報をリアルタイムに且つ内容もリアルに発信できるので現地にとっても発信者も知名度がupするので両者にとっても良い
上記３つ以外にも実は地味にGoodだと思った事は、現地の滞在費をある程度賄う事ができるです。労働しているのでその対価を即座にもらえる仕組みになっているサービスだとこれが成立します。やる気と時間は沢山あるがお金が少し・・という方やこれから起業も含め何か始めてみたいとお考えの方へはオススメのサービスではないでしょうか？私のブログでは常に意識してコメントしていることですが、「最高の準備」を行ってから「行動を起こす」事は非常に大事です。頭と体をフル活用して自分の人生を充実させましょう！
私が知っている限定的な情報で恐縮ですが、JTB✖️セールスフォースの取り組み（事例）が非常に良いと感じました。詳細は以下URLを参照ください。（個人の感想です。宣伝ではありません）
https://www.youtube.com/watch?v=-bFcseiFNlk
本ブログの冒頭にも触れた通り、個人によって、そして時と場合と場所によって「価値＝Value＝正解」は異なります。これは何パターンも存在してて、はっきり言ってしまうと「どれが正解かがわからない」状態です。でも「正解」は必ずあります。この「正解＝Value」を提供する工夫を上記２社がお互いの理念と強みを組み合わせる事により実行していて、私の中で印象に残った事(=イメージできた事)としては以下６つです。
- データ（個人、観光地、イベント、店舗など）利活用する仕組み＝基盤が必要
- AI / ML-Opsを駆使した基盤、すなわちプラットフォーム(PF)を用意する
- 人流をつくる工夫
- 発信者と受信者のマッチング
- 当該者全員がHappyになること
- 継続し且つ成長できること
私個人として最重要視したいのは、旅人の満足度を向上させることです。その為には上記６つの事柄に加えて、デバイスの進化が重要だと考えています。具体的には、現時点では受信者側のデバイスはスマートフォン(2次元)が主流です。もっと見やすいデバイスが出てくると良いと思いませんか？例えば3D空間に情報を表示するモノ。これがあると旅人の情報理解のスピードと正確性が向上するので、その人の「正解＝Value」とマッチングする可能性がより高くなり旅人の満足度は上がると思います。さらにここで「メタバース」✖️「リアル」を加えることでより正確にValueを提供できると個人的には考えています。
日本は環境・観光資源が豊富です。仕掛け側としては旅人にもっと知ってもらいたい事があるはずですしその逆も然りです。それらを予めメタバース上に用意しておき、旅人に事前（直前でもOK)に体験してもらうことでイメージがつきやすくなる。または、旅人が新たな発見をしてその体験をリアル世界で行うというupsellの可能性もあります。考えれば考える程ポテンシャル＝ビジネスチャンスを感じます。
ビジネスの本質である「課題を解決する」「新たな市場をつくる」「新たな職種をつくる」この3点を意識して本日解説しました。ビジネスを行う上で、昨今では、利益のみを追求する手法はあまり受け入れられない傾向にあります。まずは「社会貢献」が大事でソーシャルとビジネスが融合する時代です。これは世界のリーダー達が集う2013年に開催されたG8でも決まった「インパクトビジネス・投資」が有名な話です。ご存知の通り現在日本でもタスクフォースチームがあり、この「インパクト＝社会貢献」を軸とした評価を各企業はされている現状です。高度成長期の日本では考える事ができなかった「価値観の変化」からの「ビジネス創出」という構図です。時代の流れをしっかりと読み切る事がとても重要です。
さて本日も最後までご覧になって頂きありがとうございます。次回の投稿でまたお会いしましょう。
